読書推進活動
だれもが幸せに暮らせる社会のために
だれもが「本」を気軽に手にする環境を
「本」による社会貢献
人間の内面の成長には、幅広い知識や情報、他者の思想や想像に触れることが不可欠です。
「本」は手軽にそれを可能にする力を持っています。
市民の知力が今後の社会を左右し、読書が個人の成長に直結するなら、誰もが気軽に「本」を(買って)読める環境が必要です。
有隣堂は、あらゆる人が「本」を気軽に手に取れる環境を作り続けたい。
そのことによって社会に貢献したい。
それが「本屋」を続ける理由です。
- 地域の「知の拠点」としての書店運営
- 音楽教室やカルチャーセンターの運営
- 図書館や地区センターなど公共施設の業務受託
- 行政機関や学校など教育機関のインフラを支える外商活動
文化・教育にまつわる企業活動を通して人々の生涯学習の機会をサポートし、企業市民として地域社会に貢献してまいります。
読者の裾野を広げる
本と人とのタッチポイントを絶やさぬよう、読書の楽しさを伝え、読者の裾野を広げ続けるために、書店でのイベント開催はもちろん、こだわりの文具や雑貨のなかにストーリーや意味を見出し、カフェで過ごすひとときにも知的な発見や交流を創出する、身近に本のある暮らしをご提案しています。
また、公共施設や図書館、学校などと協力し、様々な活動に取り組んでいます。
主な取り組み
読書のハードルを下げる支援ツールの開発
Life with Reading - 読書の秘訣カード
「本の選び方・読み方・楽しみ方」について教わる機会は、ほとんどありません。
本の好きな人は「本を選んで読む」行動を自然と身に着けていますが、苦手な人やあまり読まない人は「どうやって選べばよいか分からない」「楽しさが分からない」ことが多いのです。
それは「自分の人生を変える本」と出会うチャンスを減らしてしまう、とてももったいないことです。
読書は自分の夢をかなえたり、心を豊かにする創造性を育んだりするのです。
読書にはノウハウがあります。
「読書の秘訣カード」シリーズは、慶応義塾大学SFC井庭崇研究室と有隣堂が共同開発し、本を読むコツ、楽しみ方、創造的な読書の方法をパターン化して簡単な言葉(パターン・ランゲージ)にまとめたカードです。
カードを使った対話型のワークショップを通して、本好きの人は読書の幅を広げ、あまり読まない人は、読書を楽しむことに興味が持てるようになります。
商品詳細・購入のご案内
イベント開催
ビブリオバトル
ビブリオバトルは「本を通して人を知る 人を通して本を知る」をキャッチコピーに、おすすめの本を紹介しあうコミュニケーションゲームです。
シンプルなルールと、「チャンプ本」を決めるというゴールがあることで、読書をスポーツのようなゲームとして楽しむことができます。
有隣堂は2013年のスタート以来80回を超えるイベントを主催。地域と連携したユニークな企画を積極的に展開するなど、ビブリオバトルの可能性を広げる活動として「Bibliobattle of the Year 2017」(主催:ビブリオバトル普及委員会)の大賞を受賞しています。
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知的書評合戦ビブリオバトル 公式サイト
Bibliobattle of the Year 2017 受賞者(優秀賞、特別賞、新人賞) -
過去の開催の様子
ブログ「本の泉」ビブリオバトル開催レポート
書店ならではの読書イベント
作家や出版関係者によるトークイベントやサイン会の開催を通して、本の作り手と読み手をつなげ、交流の輪を広げる取組をおこなっています。
また、小説の書き方を学ぶ講座、本のつくり方を教える相談会なども開催し、自らが表現者・発信者となりたい方への支援活動も行っています。
お子さま向けイベント
読み聞かせ、紙芝居、「夏休み 親と子のはかせセミナー」など、お子さまと一緒にご参加いただけるイベントを開催しています。
子どもの知的好奇心を刺激し、想像力を育み、親子のふれあいの場を生み出す機会としてご高評をいただいています。
本との出会い
書店で
有隣堂各店の店頭にて、様々な切り口で「本のフェア」や「雑貨と本のフェア」を開催しています。
Webで
ブログ「本の泉」にて、有隣堂で働くスタッフが、ぜひ読んでいただきたい本、こだわりの一冊など、おすすめの本をご紹介しています。
不定期更新
おすすめ本ご紹介ブログ「本の泉」
社外への協力
自治体や図書館、教育機関、地元企業や団体などと協力し、読書イベントの企画や運営支援、講師活動などに積極的に取り組んでいます。
また、長年の書店業で培った選書力を活かし、企業や住宅の共有スペースなどに、知的交流が生まれる「本のある空間」をプロデュースする選書ビジネスを展開しています。
活動報告
- 2024年3月
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令和5年度横浜市読書活動推進ネットワークフォーラム「よこはま読書パーク2024」に出店・運営協力
横浜市主催。
ブースを出展し、児童書や知育玩具を紹介したほか、ステージイベント「黒板アートワークショップ」の関連グッズを販売しました。
- 2024年1-2月
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横浜市立 東戸塚小学校 5年生の国語授業「POPを作ろう」に協力
東戸塚小学校5年生国語科「この本おすすめします」の学習の一環として、書店で使用する本の紹介カード「ポップ(POP)」を作成する授業が実施されました。
有隣堂スタッフが授業の講師を務め、POPの作り方を児童に教えたのち、児童自身が選んだ本のPOPを作成。有隣堂戸塚モディ店でPOPと本を展示するフェアを開催しました。
- 2023年12月
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令和5年度 読書活動推進講演会「読書をもっと楽しむためには?本屋が本音を語ります」に講師として登壇
横浜市西区主催。
有隣堂より、書籍仕入れ責任者、広報担当者、公式YouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」番組MCのR.B.ブッコローも登場。神奈川大学の学生を交えて、有隣堂のファンづくりの仕掛けとともに、読書をもっと楽しむための本音を語りました。
- 2023年11月
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かながわのおもしろい本屋と出版社が集うブックマーケット「本は港」
コラボフェアとトークイベントを開催主催:LOCAL BOOK STORE kita.、神奈川新聞。
有隣堂の運営店舗STORY STORY YOKOHAMAにて開催されたトークイベントでは、神奈川新聞読書面の連載「本屋さんのイチ推し」の筆者4人が集合し、店づくりの工夫などについて語ったほか、それぞれがお薦めの一冊の魅力を語るビブリオバトルも行われました。