デビュー作
『人のセックスを笑うな』映画化
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加藤: |
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デビュー作『人のセックスを笑うな』が映画化になり1/19より公開になりますね。
映画をご覧になったご感想は?
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人のセックスを笑うな
(B6版・文庫版)
河出書房新社 刊
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山崎: |
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文章でやれることと、映像でやれることは違うと思うので、別作品として楽しみました。 キュートな映画だと思います。
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加藤: |
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『人のセックスを笑うな』というタイトルを初めて目にした時、奇抜な印象を受けたのですが、とてもピュアな恋愛物語ですね。
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山崎: |
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この小説を書いた当初は、セックスという言葉が恥ずかしくて発音できなくて、自分の小説のタイトルをなかなか言えませんでした。
今は慣れて堂々と言えます。 内容に比べてタイトルが過激というご意見もいただきますが、キャッチーなこのタイトルは書店で光っていると自負しています。
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加藤: |
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19歳の学生と39歳の人妻の恋愛がテーマです。
映画では永作博美さんが演じている可愛らしい「ユリ」という女性は、原作ではそれほど魅力的には描かれていないと思います。
それに対して19歳のみるめ君はもてそうな男の子ですよね。
この2人が恋に落ちるという設定が全く違和感なく、恋は理屈ではないんだなぁとしみじみ思ってしまうようなリアリティがありました。
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山崎: |
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恋って誰でも、落ちるときは落ちますよね。
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加藤: |
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実は、私は恋愛小説が大の苦手なのですが、『人のセックスを笑うな』だけは大好きですね。
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山崎: |
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それは嬉しいです。 私は、いまだに恋ってなんなのかわからないんですが、「恋愛小説」を書きたくて、がんばりました。
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